菜根譚 (岩波文庫)
洪自誠
岩波書店
1975-01-16




★紹介者
Ryo7924歳、男性、事務職 


私がおすすめしたい本は「菜根譚」です。とある深夜番組で紹介されているのを見て、購入したのがきっかけでこの本に出会いました。読みにくいですが、「さいこんたん」と読みます。このタイトルは、宋代の学者の言葉
「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」 が由来になっているそうです。現代語に訳すと、堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができるという意味になり、簡単に言えば上手く生きる方法をまとめた一冊になっています。

 

人付き合いや仕事などに疲れてしまった時、頑張らなくちゃとしんどくなってしまいます。そんな時、菜根譚を読み直すと、様々なシーンでそうだった冷静になろうと思い直すことができる言葉がたくさん入っていて、共感できる内容が盛りだくさんです。

 

「菜根譚」の魅力は、バランスの良さにあると思います。三大思想と呼ばれる儒教、仏教、道教の教えを補い合って書かれているので、どれかに偏ることなく、良いバランスがとれています。古くからある宗教の教えは、正しい部分も多い一方で、教えを貫くあまり偏りが出がちなのも事実です。偏りなく、参考にできる教えがたくさん詰まっているのが、菜根譚をおすすめする理由です。