★紹介者
(HN)さがらみずは、40歳、女性、主婦


NHKや料理教室、雑誌にいそがしい

「台所おばあちゃん」こと

料理研究家の永島トヨさん。

料理一筋の74歳。

運命の人から一通のはがきが届いた。

 

一方、はがきを投函した森岡道人さんは、

出張先の朝、たまたまつけていたテレビで見た

トヨさんに一目ぼれ。

思わずペンを手に取った、

トヨさんより21歳年下の男性。

 

知り合った二人が、手紙や電話で親交を深め、

3度、互いの土地(横浜と福山)を行き来して、

結婚を決意した。

 

トヨさんは、弟や妹、友達、教え子、

横浜の街にたくさんのつながりがある。

周囲は結婚反対の嵐。

また、ご高齢ということもあって、

心身ともにダメージを受けられた。

本当なら一番に祝福してもらいたい人たちが、

「だまされている」「やめたほうがいい」と・・・

 

森岡さんには泣き言も言わなかったけれど、

言わなくてもわかる、みんなを愛し、愛されてきたトヨさん。

そんなトヨさんを福山へ連れ去る森岡さんを、

周囲の人々が快く思ってくれるはずもない。

 

そんな中、一通の短いはがきがトヨさんに届く。

 

二人にとって これしかない道 どうかよろしくお願いいたします。

 

この後、お二人は晴れて夫婦となられ、

福山で仲睦まじく日々を送られています。

 

私はこの本を読んで、

この、短い一文を読んで、

「結婚は、二人でするものなんだ」と強く意識しました。

どちらか一人の決意ではなく、

二人がともに生きていく結婚こそが、

二人にしかできない、二人だけの選択なんだ、と。

 

まして、森岡さんは、

最初の結婚が8ヶ月で終わってしまい、

以後、独身を貫いていた。

寂しさも葛藤もあったと思いますが、

トヨさんと出会ってから、

まっすぐに愛情を寄せて伝え続けて、

ついに結婚することに。

 

一方、トヨさんは子沢山の家庭で家事が大好きで

お茶やお花も勉強する元気いっぱいの女の子。

お母さんが嫁姑で苦労したこともあって、

結婚を強く勧められることもなく、

楽しくお仕事をしているうちに、現在に至る。

 

私は、この本から、

それまでまったく興味がなかった結婚というものを

前向きに考え始めました。

そして、結婚できるなら、

たとえお墓に入る3日前でいい、

何歳の時でも、結婚したい人と結婚できるなら、

それでいい、と思いました。

 

私の大切な人に、この本を読んでもらいたいと思います。