八日目の蝉 (中公文庫)
角田 光代
中央公論新社
2011-01-22

★紹介者

KK39歳、女性、就活ガイド


土砂降りの冬の日、不倫相手の子供を一目見たくて夫婦が車に乗り込んだ隙に家に忍び込んだ野々宮 希和子(ののみや きわこ)。


赤ん坊がふと笑いかけたことから「自分を必要としている」と思い連れ去る。

連れ去られた秋山 恵理菜(あきやま えりな)はまだ生後半年だった。


友人の家に居候させてもらうも長くは居られず、場所を変え、宗教団体に匿ってもらう等必死の逃亡劇を繰り広げるも
3年と少しで逮捕されてしまう。

だが心に傷を負ったのは誘拐された秋山 恵理菜も同じだった。


どうして自分だったのか?

どうして連れ去られなければいけなかったのか?


悩み続け、だが野々宮
希和子と同じ不倫からの妊娠をしてしまう。

お腹の子を愛している、そして、私を誘拐したあの女も確かに母親だった、腫物に触れるように、いつもぎこちないあの人も確かに、母親なのだ、と受け入れるまでの感動の物語です。


是非読んでいただきたい。

読めば人生が変わる、と言いきれます。