普通の人の普通の人による普通の人のためのベスト本

あなたの大切な人に薦めたい本、生涯の1冊は何ですか? 家族友人知人知らない人・・・ありとあらゆるネットワークを駆使して特別有名なわけでもないどこにでもいる普通の人たちのベスト本を聞きだし、ここで公開しています。 私のベスト本もここで紹介させてほしい!という方は気軽にメッセージをください。

男性のベスト本

『ハリー・ポッターと賢者の石』 小学校の図書室で、なかなか借りられなかった夢の世界の本。




★紹介者
Y、25歳、男、農業




私が紹介する本はハリー・ポッターと賢者の石です。

ハリー・ポッターは映画化もされていて、皆さんご存知だと思いますが、そのシリーズの一番最初の小説です。

私はこの本を小学校の図書室で借りて、読んだのですが、映画化も決まり、人気があり、なかなか借りれなかったのですが、1冊だけ返却されていて、感動してすぐに借りて家に帰って読んだのを今でも覚えてます。

最初に読んで、本当にスラスラと読めるんです。

魔法の世界の学校の話ということで、子供でしたので、キラキラしながら読んだ記憶があります。

主人公のハリー・ポッターが人間世界にいるのですが、魔法世界に行き、ホグワーツ魔法魔術学校に入学して、成長していく物語なんですが、入学するとなり、学校に必要な物を買いに行くのですが、もうワクワクしまくりでした。

次がどうなるんだろう、気になる、もう展開が好きすぎでした。

内容は多く書いてしますと読む方の楽しみが半減するのでここまでで、この本はシリーズがたくさんあり、最初のこの本を読んだら次のシリーズもすぐ読みたいとなり、図書室に借りにすぐ行きました。

それくらい面白いので私にとっては衝撃を受けた思い出の本です。

『ラ・ロシュフコー箴言集』 人類史上最高の皮肉屋が暴く、時代も国も超える人間の暗部。




★紹介者

M.I、27男性、自営業

 

大切な人に対して勧めるからこそ、自分はこういう本が大好きだと知ってもらいたいということで、大好きながらも誰かに勧めるにはリスキーなこの本を紹介します。


ラ・ロシュフコーは
17C中盤のフランスの文筆家。
この「箴言集」は、彼の見出した人間の本質、あるいはいわゆる「闇の部分」を、一行や二行程度の短文で暴き続ける本です。とにかく彼の性格の悪さがプンプン出ています
() いわゆる「毒舌キャラ」の元祖なのではないかと思います。
 

もちろん、ただ口が悪いだけでなく、その箴言はとても的を射ています。

たとえば、箴言集の一部を紹介すると

「凡人は概して自分の能力を超えることをすべて断罪する」
「人はふつう悪意よりも虚栄心によっていっそうひどい悪口屋になる」

なんていう箴言がありますが、ネットを見ているとこれらの正しさを実感しませんか?こうした箴言が
500以上も載っており、その中には恋愛や友情などについてのものもあります。きっとあなたのお気に入りの箴言も見つかるはずです()

箴言集が書かれてから
300年以上が経ちましたが、その内容は時代も国も異にする私達にも共感できるものです。

こうしたものを好む私もきっとラ・ロシュフコー並みに性格が悪いのでしょうから
()、そんな私が「この人は大切な人だ」と思う人はきっと私と似たような人だと思うので()、ぜひとも紹介させていただきたいです。

『あなたにも5000万円貯まる信じられない[仕組み]』  堅実路線!お金が増える仕組みは本当にあった!



★紹介者
 T.M、25歳、男性、飲食業


私がオススメしたいのは、 上地明徳さん著『あなたにも5000万円貯まる信じられない[仕組み]』です。


私がこの書籍に出会ったのは昨年2016年の9月です。

私は日本株に1年ほど投資していたのですが、やはりどうしてもスピーディーかつ大きく資産を増やしたいと思っており、短期的で投機的な取引をしがちでした。しかしマイナスは出ていないものの、半年ほど利益は全く出ておらず行き詰まっていました。

そんな時この書籍を読むことで考え方、投資スタンスというものが大きく変わりました。


私は投資イコール日本の株と思っていました。無知ですね。
しかし投資には様々あり株はその中の手段の1つに過ぎなかったのです。要は資産が増えれば手段はなんでもいいということです。そしてその方法をこの1冊に教えてもらいました。

上地さんが言いたいのは、資産が増える仕組みがあるからそれを活用すれば資産は増えていくよ、損する方が難しいよ、ということです。考え方・スタンスさえしっかりしていれば難しい知識はいりませんでした。

具体的な内容には触れませんが、5000万円とも1億円とも言われる老後資金を準備する手段を教えてくれます。そしてその中でその他の投資にも役立つ考え方・スタンスを顕示してくれています。


世の中には何を選べばよいかわからないほどの書籍、情報があります。
そんな中でこの書籍に出会えた私は幸せ者ですし、すでに実践し、効果も実感しています。

ぜひたくさんの方に読んでいただきたい1冊です。

『きらめきのサフィール』 “ココロ”に光を取り戻す




★紹介者

AM37歳、男性、会社員



「あなたの大切な人に薦めたい本、生涯の1冊は何ですか?」


この一文を見た瞬間、真っ先に思い浮かんだのは、先月
2歳になったばかりの長男の顔と、この本、「きらめきのサフィール」である。

 

物語の冒頭はこうだ。

 

むかし むかし

ひとりの若い騎士が白い馬に乗って

はるかな国へ旅立っていきました

その国はきらめきの国

今はもうだれも知らない

けれどだれもが知っていた

不思議な物語の世界でした

 

どこで読んだ物語だろう。

なんというお話だったのだろう。

この文章を思い出すたびに、胸のなかが、ほんのひととき、暖かくなる。

 

その後に続くのは、この物語の主人公である『青山ココロ』がクラスメイトからひどいいじめを受けているシーンだ。

この物語の主人公「青山ココロ」は小学校6年生で、言葉を話すことが出来ない。

そんな彼をクラスメイトは「冬眠」と呼び、言葉が話せないから、まるで人としての感情も存在していないと決めつけたかのように、心ない言葉で罵り、暴力を加える。

 

そんなココロは家庭でも居場所がなく、母も父も、ココロに対して優しく接することはなく、むしろ邪魔者のように扱っている。

ココロの家の階段の壁にかけられた、立派な額縁に収められた絵について、ココロの父は「お前より何倍も価値のある絵だ」と言う。母は自分の思い通りの反応をしないココロに苛立ち、シャッター付きのガレージにココロを閉じ込めてしまう。

こういった場面を見ても、いかにココロが両親からも愛されていないかがわかり、まるで自分のことのように胸が締め付けられる。

彼の心の癒やしは、「エリウス」と名付けた古い自転車だけだ。

ココロはこの自転車に、たくさんのことを心の中から話しかけ、孤独を癒やす。それだけである。

 

物語はそのココロが突如、彼が「きらめき」と呼ぶ不思議な光に包まれた後、全く別の世界「サフィール」に迷い込み、そこで始まる彼の冒険に切り替わる。

 

どういうわけか、この異世界、サフィールでのココロは普通に自分の声で話しが出来る。

彼の自転車のエリウスは、立派な白馬となり、彼を背にこの世界を共に進んでいく。

この世界の住人たちは彼を「青い騎士」と呼び、世界を闇から救う救世主だと持て囃す。

 

「青い騎士、ココロ」に定められた目的は一つ。

世界を闇に包み込んでいる存在、魔王ジュダを倒し、光を取り戻すこと。

 

そんなココロの物語は、困難の連続であり、決して異世界で超人的な力を身につけたココロが、小気味よく数多の敵を倒していくような、痛快劇ではない。

言語を得たものの、彼に襲いかかる敵は、彼の肉体だけでなく、心にまでも傷を与え、彼だけでなく、この物語を読んでいる私までもを試し続ける。

襲いかかる敵、初めて出来た仲間との別れ、心奪われた少女の裏切り、そういった出来事がこの世界でのココロの存在も否定するかのように映し出す。

現実世界でそうであったように、ココロが誰にも必要とされていない、孤独な存在かのように。

 

高校生の私は、引き込まれるように読みきってしまったものの、その本が何を伝えようとしていたのかについては最後まで分からず仕舞いだった。

そしてそのまま、20年近くが過ぎ、すっかり大人になった私は、結婚し、子どもにも恵まれた。

2番めの男の子が生まれた頃、ふとした事でこの本を思い出し、どうしてももう一度読みなおして見たい衝動にかられた。

近くの書店や図書館などを探したが見つからず、諦めきれない私は実家からわざわざ郵送してもらい、去年もう一度この本を読み直すことができた。

そして、ようやくこの作者が伝えたかったことに、自分なりの答えが見いだせたような気がした。

 

高校生当時の私は当然、ココロに自身を投影して物語を読み進めていた。

だが、20年後の私は、むしろココロを純粋な一人の少年として、もしかしたら将来の息子と重ねあわせて読んでいたような気がする。

そして、光とは?闇とは?本当の勇者とは?について、もう一度考えることが出来た。

ただ、それに対しての明確な答えは本文にも書いておらず、あとがきにも書いていないので、自分なりの答えにしか出せないが、少なくとも高校生当時の自分には見えなかった、物語に隠された主題が見えた気がした。

何か特別な力があるから勇者なのではなく、主人公ではなく、特別な存在というわけではない。

自分に襲いかかる試練や困難、誘惑、それらにどう向き合い、乗り越えていけるかが、自分の物語であり、キレイにかっこ良く解決するからヒーローということでもない。

むしろ結果をおそれず、逃げることがあっても、いつかはそれに立ち向かう姿勢が大切なのだと。

 

ココロは幾度の試練に耐え、悲しみを越え、魔王ジュダを倒した後、元の世界に帰ってくる。

ふたたび光に包まれてこの世界に戻ってきたココロを見つけたのは、(残念ながら)両親ではなく、両親から出された捜索願いを受けて、ココロを探していた警察官だ。

警察官はココロに対し、やさしく真心のこもった声でココロの帰還を喜ぶ。

 

「きみはしゃべれないそうだから、どこへ行っていたかなんて教えてはもらえないだろうけれど、もどってきてくれただけでうれしいよ。」

真心のこもったその人の声に、ぼくはははっきりと応える。

「僕はサフィールというきらめきの国に行っていたんです。」

おまわりさんは驚いたようにぼくを見つめた。

 

僕はサフィールで騎士だった。

主人公だった。いちばんたいせつなそんざいだった

人はだれでも、心の中のサフィールで、主人公なんだ。

人はみんないちばんたいせつな存在なんだ。

 

この本を、私から息子に勧めるつもりはない。ある日偶然、私の本棚からこの本を見つけ、きまぐれに読んでくれれば、そしていつか自分に子どもができたら、この本を読ませてあげたいと思ってくれればそれで良いと思う。

『菜根譚』洪自誠 著 バランスの良い生き方。

菜根譚 (岩波文庫)
洪自誠
岩波書店
1975-01-16




★紹介者
Ryo7924歳、男性、事務職 


私がおすすめしたい本は「菜根譚」です。とある深夜番組で紹介されているのを見て、購入したのがきっかけでこの本に出会いました。読みにくいですが、「さいこんたん」と読みます。このタイトルは、宋代の学者の言葉
「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」 が由来になっているそうです。現代語に訳すと、堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができるという意味になり、簡単に言えば上手く生きる方法をまとめた一冊になっています。

 

人付き合いや仕事などに疲れてしまった時、頑張らなくちゃとしんどくなってしまいます。そんな時、菜根譚を読み直すと、様々なシーンでそうだった冷静になろうと思い直すことができる言葉がたくさん入っていて、共感できる内容が盛りだくさんです。

 

「菜根譚」の魅力は、バランスの良さにあると思います。三大思想と呼ばれる儒教、仏教、道教の教えを補い合って書かれているので、どれかに偏ることなく、良いバランスがとれています。古くからある宗教の教えは、正しい部分も多い一方で、教えを貫くあまり偏りが出がちなのも事実です。偏りなく、参考にできる教えがたくさん詰まっているのが、菜根譚をおすすめする理由です。

タグクラウド
  • ライブドアブログ